しびれ・痛み・腫れ 3大トラブルから“手指”を守りましょう
「手指がしびれる」「手指が痛い」…。
手指のトラブルは、手の使い過ぎなどが大きな原因とされていますが、女性ホルモンが関係するものもたくさんあります。代表的な手指のトラブルを知り、日々のセルフケアであなたの手を守りましょう。
手指が動かしにくい、痛い「腱鞘炎」
指の腱は、腱鞘というトンネルの中を通っていますが、腱と腱鞘がこすれて起こる炎症をいいます。
主な原因は、手指の使い過ぎです。繰り返しの家事や、パソコン、スマートフォンなどの多用、楽器やスポーツなどの趣味、女性の場合は更年期や出産前後にも多く見られることから、女性ホルモンのバランスの乱れも関係すると考えられています。
手指が伸ばしにくい「ばね指」
指がスムーズに伸ばせなかったり、無理に伸ばそうとすると、ばねのようにかっくんと遅れて指が伸びます。
手首の親指側が痛む「ドケルバン病」
親指のつけ根から手首の親指側が腫れたり、親指を動かしたときなどに、手首が痛んだりします。

指の関節が腫れる、痛い「変形性関節症」
指の関節にある軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかって腫れや痛みを起こします。症状が進むと、手指が変形することがあります。
長年、手仕事を続けてきた人に多く起こりがちで、特に40歳代からの女性に見かけることから、女性ホルモンの関係もあるといわれています。
へバーデン結節
指全体の第一関節に腫れや変形、痛みが起き、炎症部に水ぶくれが起きることもあります。
ブシャール結節
特に中指、薬指の第二関節に腫れや変形、痛みがあり、へバーデン結節と合併するケースも。
母指CM関節症
母指CMとは、親指のつけ根の第三関節部分をいい、そこに腫れや変形、痛みが起こります。物を握る、びんのふたを開けるといった行為などがしにくくなります。

手指がしびれる、痛い「手根管症候群」
手のひら側の親指から薬指にしびれや痛みが起こりやすく、特に更年期以降の女性に多く見られます。「夜間や明け方にしびれがひどくなり、手を振ると少し楽になる」のが特徴。
原因は手のひら側にある「手根管」で神経が圧迫されるためです。
ひどくなると、親指の筋肉が痩せて、物がつかみにくくなる恐れがあります。

手指のトラブルを防ぐ5つのセルフケア
日頃のちょっとしたセルフケアで、大切な手指の健康を保ちましょう。症状によっては、セルフケアで緩和することもあります。
手の負担を減らそう
荷物を持つときは、手ではなく肩にかけるなど使うバックを工夫したり、一方の手に負担が偏らないようにしましょう。
- ● リュックサックや肩掛けかばんなどを利用する。
荷物を手で持つ場合は、荷物を分散させる。 - ● 重いフライパンなどの調理器具はやめて、軽めのものを使う。

お湯で温める
朝起きて、手が動かしにくいと感じるときは、お湯で手を温めると、血流がよくなり、手指が動かしやすくなります。寒い冬の朝などは効果的です。
- ※炎症がひどい場合は、冷やさなければいけないときもあります。
ストレッチをしよう
手指の“疲労”を軽くするためにも、ストレッチがおすすめです。ただし症状によっては、無理をしないようにしましょう。
- ● 手を握ったり、広げたりする「グーパー運動」
- ● 片方の手で片方の指を1本ずつゆっくり反らせる。

ビタミンEを意識的にとる
ビタミンEは血流をよくする効果があるとされます。
日頃から卵などのビタミンEを多く含む食品をとるようにしましょう。
手指のトラブル予防や症状緩和に「エクオール」という成分が効果的ともいわれます。エクオールは大豆に含まれるイソフラボンが代謝されてできる成分です。
- ● ビタミンEを多く含む食品
卵、アーモンド、オリーブオイル、アボカド、大豆、うなぎ、かぼちゃなど
スマホは両手で操作
スマホの「片手で持ってその手で操作」は、指にかなりの負担がかかります。
- ● スマホは、両手または、片方で持ち、もう片方で操作する
