続・コンディションを整えよう
コンディションを整えることは、心身の健康やパフォーマンスの向上が期待できます。
まずは日々の食事を見直すことで、コンディションづくりの好循環につなげていきましょう。

コンディションを整えるための食事
「食べる」「運動する」「睡眠をとる」がコンディションを整えるための3大要素ですが、食べないと日中動いたり、考えたりとしっかり活動することができず、活動が不十分だと夜もぐっすり眠ることができません。
コンディションづくりは、「食べること」からスタートするといってもいいでしょう。
そのための食事として、まずはエネルギー源となる「糖質」「脂質」「たんぱく質」をバランスよく摂ることが大切です。
エネルギー源になるのは?
体や脳を動かすとき、エネルギー源として最初に糖質が使われます。しかし、糖質が不足すると、脂質やたんぱく質が代わりに使われます。このとき、脂質はエネルギーへの分解に時間がかかってしまうため、主にたんぱく質や筋肉を糖に変えることでエネルギーが補われています。
糖質制限は筋肉が落ちる!?
極端な糖質制限は、一時的に体重が落ち効果的に痩せたように見えても、実は筋肉量が減ってしまっています。筋肉が落ちるとその分基礎代謝が下がり、痩せるつもりが逆に太りやすい体質に変わっていきます。
さらに血糖値が上がりやすくなったり、骨粗鬆症のリスク等、筋肉の減少によって生活習慣病のリスクが高まります。
筋肉は一度落ちてしまうと、なかなか元に戻すのは簡単ではないため、バランスの良い食事で筋肉を維持していくことが大切です。


たんぱく質ってなに?
食べ物から摂取したたんぱく質は、そのままの形ではなく、体内で20種類のアミノ酸に分解されます。そして再度たんぱく質に合成され、「体をつくる材料」として使われます。 たんぱく質は、糖質の代わりにエネルギー源として使うこともできますが、その場合本来の役割である体をつくる材料として使う分が不足してしまいます。
たんぱく質の働き
たんぱく質は体の組織をつくる働きだけでなく、メンタルや免疫等といったコンディションを整えるために欠かせない働きを担っています。
体の組織を構成
たんぱく質は、体を構成する主要成分の1つです。
人の体の約60%は水分ですが、たんぱく質は水分に次ぎ約20%を占める成分で、内臓、皮膚、髪、爪、筋肉等、体の組織の材料となります。
特に、筋肉はたんぱく質の繊維の集合体です。

体内の物質を輸送
血液中で、水に溶けにくい物質と結合することで全身にさまざな物質を届ける運び屋として働きます。酸素を運ぶヘモグロビン、コレステロールや中性脂肪を運ぶリポたんぱく(LDL、HDL)等もたんぱく質からできています。

ホルモンの材料(体の機能をコントロール)
セロトニン、ドーパミン等の心身のバランスを保つうえで欠かせないホルモンは、たんぱく質が材料になっています。
ホルモンは、体内のメッセンジャーとして、細胞や組織間での情報のやりとりや調整を行い、体の機能をコントロールする役割を担っています。
酵素や抗体の材料(消化吸収、代謝をサポート)
代謝をサポートしたり、たんぱく質をアミノ酸に分解する酵素もたんぱく質からできています。また、体に侵入したウイルス・細菌等の異物を攻撃する免疫を担うための抗体をつくる働きもあります。
骨を丈夫に
骨といえばカルシウムのイメージですが、まずはたんぱく質が欠かせません。骨を鉄筋コンクリートに例えるなら、カルシウムがコンクリート、たんぱく質が鉄筋の役割をしていて、簡単に折れない構造になっています。
鉄筋がしっかりしていないと、いくらコンクリートを塗り固めても丈夫な建物にならないように、たんぱく質の働きがあってこそ丈夫な骨が作られます。

たんぱく質は体内で蓄積できない
糖質は、体や脳を動かすためにエネルギーとして余った分を体内で肝臓や筋肉に貯めておくことができます。しかし、たんぱく質は糖質と違い貯めておくことができず、使われなかった分は体外に排出されてしまいます。
たんぱく質は一度に大量に摂るのではなく、朝・昼・晩の毎回の食事で摂ることが大切です。
たんぱく質は足りている?
たんぱく質はコンディションを整えるために欠かせない栄養素のため、不足すると健康全般に影響を及ぼします。
以下のような症状がある場合は、たんぱく質不足かもしれません。




そのほか
● 肌荒れ、シミやたるみがあらわれやすい
● メンタルの不調
● 髪の毛のハリ・コシがない、抜け毛や切れ毛も多い
● 爪が割れやすい