お酒だけじゃない!?尿酸値が高くなる原因
尿酸とは、「プリン体」の老廃物のことで、食品から摂取したり、体内で起きている細胞の新陳代謝、エネルギー代謝の過程で作られたプリン体が肝臓で分解されて尿酸となり、尿や便、汗となって体外に排泄されます。
なんで尿酸値が高くなるの?
健康な人の場合、尿酸は一日に約700mg作られ同じ量の尿酸が排泄されるため、「尿酸プール」と呼ばれる体内の尿酸量は約1200mgに保たれています。
しかし、作られる量と排泄される量のバランスが崩れ、作られる量が多くなると、血液に含まれる尿酸の濃度が上がることで尿酸値が高くなります。
尿酸の基準値
2.1~7.0g/dl
尿酸と痛風の関係
「尿酸値が高いと痛風になりやすい」とよくいわれますが、なぜだか知っていますか?
血液中の尿酸が増え数値が高くなると、血液に溶け切れなくなった尿酸が結晶化し関節に沈着してしまいます。この段階ではまだ痛みは出ないのですが、沈着した尿酸の結晶が剥がれた時に、白血球が異物と認識し攻撃することで痛みや腫れが起きてしまうのです。

お酒以外で尿酸値が高くなる原因は?
尿酸値が高くなる原因は、お酒のせいというよりも「食生活の乱れや運動不足による肥満」が大きく関係します。
肥満の人は、体内の細胞の代謝が活発でプリン体が作られる量が多くなります。さらに、尿酸の排泄機能も低下しやすくなるため、作られる量と排泄される量のバランスが崩れ、血中の尿酸値が高くなりやすくなってしまいます。


尿酸値を抑えるための生活習慣
水分はたっぷり補給
尿酸は主に尿に溶けて排泄されるので、尿の量が減ると体に溜まりやすくなります。そのため、食事に含まれる分とは別に1日2リットル以上こまめに飲むのが理想です。

尿酸を排泄する食材を意識的に摂取する
尿酸は弱酸性のため、尿をアルカリ性にして尿酸が溶けやすい状況を作ることで体内の尿酸を排泄することができます。
海藻やきのこ類、いも類、キャベツ、ごぼう、大根、にんじん等の野菜は、尿のアルカリ化を促す効果があります。

プリン体の量が多い食材を意識する
お酒のおつまみの定番である「枝豆」などヘルシーなイメージの食材でも、プリン体が少ないわけではないので、食べ過ぎには注意が必要です。
- ● プリン体の量が多い食材
レバー、モツ等の内臓類、白子、うに、カツオ、イワシ 等 - ● プリン体の量が少ない食材
牛乳、鶏卵、アーモンド、キャベツ 等

ウォーキング等の有酸素運動
肥満解消のために運動習慣をつけることはとても大切で、有酸素運動は、尿酸の排泄機能を低下させる内臓脂肪を減らすのに効果的です。
激しい筋トレ等の無酸素運動は、筋肉の新陳代謝や急激なエネルギー代謝により体内でプリン体が増加し尿酸値が高くなりますので、尿酸値を下げるには特に有酸素運動をおすすめします。
