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美と健康のデコルテケア

デコルテは首から肩、胸元にかけての部分で、年齢が出やすいといわれており、顔と同じくらい視線が集まる重要な場所です。
デコルテのラインや肌がきれいだと、人と会うときにも若々しい健康的な印象になり、自分にも自信を与えてくれるはずです。
夏に向け、顔と合わせてデコルテのケアも習慣にして、日々の生活をより楽しく充実したものにしていきましょう。

美しいデコルテと健康の関係

デコルテには、体内の老廃物や余分な水分の排出をサポートする、重要なリンパ節が集中しています。
リンパの流れが滞ると、顔や首、肩回りにむくみが生じたり、血行不良による肌のくすみが目立ったりすることがあります。また、老廃物の蓄積は疲れやコリの原因にもなるため、リンパの流れをスムーズに保つことは美容だけでなく体の内側からの健康維持にも役立ちます。

顎下がっかリンパ節
顎骨の下あたりにあり、顔から首へリンパが流れる場所
鎖骨リンパ節
全身のリンパがゴールとして集まる、重要なリンパ節
腋窩えきかリンパ節
左右の脇の下にあり、肩や腕、デコルテなどの老廃物を流す場所

CHECK

思い当たる人は要注意!

□スマホを長時間見ていることが多い
□姿勢が悪く、猫背になっている
□夏は冷房のきいた場所で過ごすことが多い
□デコルテを保湿していない
□デコルテに日焼け止めを塗っていない

デコルテ美人になるための生活習慣

姿勢を良くする

猫背などの姿勢の悪さは、首や肩コリの原因になるだけでなく、鎖骨が埋もれることによってデコルテがきれいに見えません。
姿勢が良いと鎖骨のリンパ節が老廃物や余分な水分を排出しやすく血流も良くなるので、デコルテのむくみだけでなく、顔のむくみやくすみも改善されます。
 
スマホを見ているときなど、長時間うつむいた状態で過ごしていたり、就寝時に枕が高すぎると首にシワができやすくなりますので注意しましょう。
 

KanKenpoのバックナンバーで姿勢について紹介しています

夏の冷えに注意

夏は冷房や冷たいものを摂るなどの暑さ対策により、知らず知らずのうちに体が冷えているかもしれません。体の冷えは血流を悪くし、健康面だけでなく、むくみ・くすみなどの美容面にも影響を与えてしまいます。
首には太い動脈やリンパ節があり、温めることで血流が良くなり、首回りの筋肉が緩んで頭痛や肩こりなどの症状緩和やリラックス効果が期待できます。
冷房がきいた場所では、ストールやスカーフを活用して首元を冷やさない工夫をするのも良いでしょう。

UV対策や保湿を忘れない

デコルテは顔と同様に皮膚が薄く、デリケートな場所です。その上、紫外線や衣類の摩擦などのダメージを受けやすいため、乾燥しやすくシワやシミも発生しやすくなります。
デコルテ周りはUV対策や保湿ケアが不十分になりがちな場所ですので、顔と同じようにケアすることが大切です。
 

UV対策

晴れた日はもちろんですが、くもりの日でも紫外線は降り注いでいるのでUV対策をおこなうようにしましょう。
日焼け止めを塗って対策するのが基本ですが、首まで詰まったシャツなどを着る際でも、薄手の場合は紫外線が衣服を通過することもあるので、デコルテ部分まで日焼け止めを塗っておくと安心です。
また、夏は他の季節より太陽の位置が高く、また日差しも強いため、日傘や帽子を活用してUV対策するのがおすすめです。

保湿ケア

肌の乾燥はシワやシミを引き起こす原因になります。エアコンによる乾燥は冬のイメージですが、夏の冷房でも空気は乾燥します。また、日焼けによっても肌が乾燥しやすくなります。
乾燥した状態は肌を守る角質層のバリア機能が低下し、紫外線の刺激をより受けやすくなりその結果シミの原因を作ってしまうため、こまめな保湿が大切です。
スキンケアをする際は、顔とあわせてデコルテ周りにも化粧水や乳液を塗るようにしましょう。皮膚が薄いデコルテは、専用のクリームを使うのが理想的ですが、顔用の基礎化粧品でもよいでしょう。

「食」の工夫で内側からアプローチ

お肌の健康を保つためには、体の内部からアプローチしていくことも大切です。
お肌の土台となるコラーゲンは、保湿や保水効果があり、お肌にハリと弾力をあたえ、若々しいデコルテの維持のためにも大事です。
コラーゲンが体の中で生成されるためには、元となるたんぱく質のほかにビタミンCと鉄分が必要となりますので、意識して摂りたい栄養素です。
とくに、たんぱく質は体内に貯めておくことができないので、毎食の食事をバランス良くとることがお肌の健康への近道となります。
 

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デコルテのマッサージ方法

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